フィリピンの人材コンサルティング

ONE WORLD HUMAN RESOURCES
DEVELOPMENT INC.

 その人らしさ(個性)を知ることにより、人を活かすことが出来ます。

ONE WORLD HRD

検査でわかること

検査から分かる2つのこと

内田クレペリン検査では、発動性・柔軟性・敏感性・亢進性・回復性を測ることができます。

内田クレペリン検査では2つの側面が分かります。

内田クレペリン検査で分る「能力面の特徴」は知能との相関も高く、受検者が与えられた作業をどれだけ早く処理できるか、あるいはどれだけ効率よく作業がこなせるかといったことをあらわしています。
一方「性格・行動面の特徴」は、性格やパーソナリティといわれる部分を形成する大きな要素といえます。

御社が欲しいのは、どのような人材でしょうか。
内田クレペリン検査(オンライン版)の結果では、
その応募者がどのような能力、性格/行動特徴を持っているのかが、
下記のようなマトリックスで表現されます。

何を見ているか

これらの特徴は、気持ちや動作の働きぶりであり、何らかの作業や活動をするときの「その人らしさ」と言えます。内田クレペリン検査では、その人らしさ(個性)を知ることにより適材適所等、人を活かすことができます。

~たとえてみると~

イソップ物語「ウサギとカメ」をご存知ですか?

二匹は、足の速さだけでなく、走り方が大きく異なっていました。

このストーリーにあるように、私たちは一人ひとり、日々の生活や仕事をする上で、そのテンポや取り組み方には個性や違いがあります。
内田クレペリン検査では、「足し算(=かけっこ)」という作業を用いて、受検者の能力(=走るスピード)や行動する時の特徴(=走り方)を測ります。

内田クレペリン検査を通して分かることは「その人らしさ」であり、決してその人の行動特性の良し悪しを判断するためのものではありません。
それぞれの個性を理解し、組織全体として最大限の力が発揮できるようマネジメントする際の客観的な判断材料の一つとして内田クレペリン検査をご活用ください。

検査から分かる2つのこと

・受検者の「能力」と「性格・行動面の特徴」を総合的に判定します。
・総合的に働きぶり(タスクパフォーマンス)を測る検査です。
①作業・行動する時の能力 

  ・ものごとの処理能力や仕事のスピード、平行してこなせる仕事の量
  ・IQとも関連

  ⇒能力の高い~低いを5段階で判定
②行動や性格面の特徴 

  ・能力をどのように発揮するか(どのように仕事を処理するか)
  ・日常の行動として表れるその人らしさ

  ⇒能力のコントロールの仕方を一般的~個性的の5段階で判定
   さらに、その特徴を具体的に判定します。

検査結果を読み取る2つのステップ

検査結果は2つのレベルで使うことができます。
Step1:まずは、受検者の基本特徴をつかむ

 「①能力(高い~低いの5段階)」と
 「②行動や性格面の特徴(一般的~個性的の5段階)」の
  2軸から、全体の中での受検者の相対的な位置をつかむ。

Step2:受検者のパーソナリティ特徴を具体的に知る

 「②行動や性格面の特徴」を具体的に知る。
 注意したい行動特徴(強い偏りや異常な傾向)が
 見られる場合には、あわせて把握する。

 

各国との比較

実際に各国で行った内田クレペリン検査の結果を通して、少し具体的に検査の結果 から分かることをご紹介します。

ここに示したグラフは日本とASEAN各国の平均作業量を表しています。平均作業量 とは、1分あたりに足し算できた量の平均のことです。 これを見ると日本の平均作業量は高いことが分かります。ただ、1937年当時の日本 の平均作業量は37.9と決して昔から高かったわけではありません。 ASEAN各国においても今後平均作業量が延びていくことが考えられます。

つぎに、平均作業量以外に内田クレペリン検査の結果から読み取れる各国の特徴を日本・ベトナム・タイ・フィリピンについて簡単に見てみようと思います。まだ母数が少なくデータとして学術的ではない国もありますが、傾向はある程度見えています。

世界的にみて高い平均作業量と安定したコントロールが集団傾向として指摘されています。

平均作業量は日本の傾向に近く、世界的にみて比較的高い水準の作業能率が予測される結果となっています。また、日本人以上に検査のとりかかりの反応が高いという特徴がみられ、新しい環境や仕事の変化などに対する適応が比較的早いことが予測される結果が出ています。

平均作業量は日本の傾向と比較するとゆっくりしたペースであることが予測される結果となっています。タイの特徴は、比較的マイペースで行動や情緒が安定しているともいえる反面、臨機応変な対応や環境の変化に適応するのに時間がかかるといった特性が予測される結果となっています。

平均作業量は日本の傾向と比較するとゆっくりしたペースでタイに近い水準といえます。特徴として検査へのとりかかりの反応の高さが検査結果から確認されています。この傾向はベトナムに近く、新しい環境や仕事の変化に対する適応性も低くないことが予測される結果となっています。

ここで重要なことは、行動特性に「良い・悪い」があるわけではありません。

例えば同じベトナムでもハノイとホーチミンでは行動特性に違いが見られます。それは日本でも東京と大阪の違いを想像していただければ感覚的に理解していただけるのではないかと思います。このように同じ国の中でも違いが見られるのなかで、タイで成功した人事マネジメントをそのままベトナムに適用させても上手くいかないかもしれません。
このことは長年現地に駐在している方であれば体験的に理解されていることかもしれませんが、今後日系企業が世界、特に東南アジアで活躍していくためには、進出先の人々の行動特性をあらかじめ知っておくことは極めて重要であると思われます。

また、長年の検査データの蓄積から、ジェネラリストとして活躍している人に多くみられるパターン、スペシャリストとして活躍している人に多くみられるパターンは違うことも分かっていますが、それぞれの行動特性と仕事が合致しているときに良い結果になりやすく、そうでないときに悪い結果になりやすいということなのです。能力の水準や行動のテンポも同じです。

もし、ウサギとカメのようにまったく個性の異なる部下がいたとしたら、それぞれに合ったマネジメントをすれば、どちらも良い結果を出すことができるでしょう。ただ、それをいきなり言葉も文化も違う海外で実践し成果を出していくのは大変なことです。

そのようなときに、言語によらず個々人の能力や性格を測ることができる内田クレペリン検査を東南アジアの人材活用や組織マネジメントにもぜひ活かしてみてください。

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