フィリピン・ASEAN各国の人材情報
フィリピン人の特徴
フィリピン・ASEAN各国の人材情報を紹介します。
みなさんもよくご存知かと思いますが、フィリピン人の多くはキリスト教徒で、一年中温暖な気候のせいか、明るく朗らかな性格の方が多いです。また、クリスチャンのため子供やお年寄りに対しては非常に面倒見もよく、優しい人が多いです。そのため、困っている人がいれば親身になり解決の手助けをしてくれます。
世界中の多くの国々でフィリピン人が介護者や家政婦として活躍しているのは、このような性格が関係しています。
一方で、陽気で朗らかな性格からくるものなのか、計画を立てて行動することが苦手な人が多いのも特徴です。とはいえ、それでも何とかしてしまうのもフィリピン人のすごいところです。
そんな一面もあるフィリピン人ですが、なんといってもフィリピンの平均年齢は24歳(2015年)と言われており、若さ溢れる国です。綺麗好きで、恥ずかしいことを嫌うという一面は日本人に似ている部分もありますが、歌が好き、踊りが好き、笑うことが好き、というこんな明るい性格は、日本を一緒に明るくしてくれることでしょう。
フィリピンの経済状況
ここに示したのはASEAN諸国のGDP推移です。フィリピンは下から2番目の黄色のトレンドになります。ASEAN諸国で第2位の人口を持ち、1億人を超える国としてはGDPは大きくないことが分かります。
(2017年:インドネシア2.62億人、フィリピン1.05億人、ベトナム9千万人、タイ7千万人、マレーシア3千万人)
1人当たりのGDPを見るとそれがよくわかります。シンガポールやマレーシア、タイなどと比べて、フィリピンの1人当たりのGDPはようやく3000ドルに乗ったところです。また、フィリピンは貧富の差が大きいことでも知られている国です。マニラやセブなど都市部には大型のショッピンモールが多数あり、人々の購買意欲も旺盛ですが、富が一部の富裕層だけに流れていることも事実で、多くの人材がちゃんとした職に就けない現状もあります。
フィリピンの人材情報
フィリピンの労働人口は約4000万人である一方、そのうち約1000万人が海外へ出稼ぎに行っているのがフィリピンの特徴です。その大きな要因の一つは英語を話せることにあります。そのため、仕事探しの対象は全世界に向いており、人材輸出国としても注目されています。
こういった点から世界で活躍できる人材が多く、日本での活躍も期待できます。
また、フィリピンの場合、英語のなまりが比較的少ないので、こういった人材を日本で雇うことは教育の面からも良い効果を生むと考えられます。英語に慣れるには英語をしゃべれる人が近くにいることが一番だと思いますが、明るい性格のフィリピン人となら英語を話すのをためらいがちな日本人も非常に話しやすいと思います。
このように英語を話せるというフィリピン人の利点も生かすことで、日本国内だけでなくグローバル展開をしていく上でも 大いに存在感を発揮してくれる可能性を秘めています。
今後もフィリピンの人材動向に注目し、情報を発信していく予定です。
フィリピンの人材情報
職種:エンジニア
国籍:フィリピン
性別:女性
年齢:30代後半
新卒・既卒:既卒(アテネオ大)
スキル:経理
日本語(外国語)能力:
日本語(初級)
【これまでの経歴等】
大学を卒業後に日系企業で経理を5年間。
日本の熊本の工場で経理業務を5年間経験。
帰国後ラグナの経済特区の日系印刷会社で経理課長として経理管理業務を3年。
日本語は日常会話程度ですが業務に必要な単語は問題ありません。
お役立ち情報
技能実習生の受け入れを検討されている方に向けたさまざまな情報を発信しています。ぜひご活用ください。
『「実習」名目の就労、限界 外国人受け入れ拡大へ 労災や未払い、人権上配慮が課題に』(2018年5月21日 西日本新聞社朝刊より)
https://www.nishinippon.co.jp/feature/new_immigration_age/article/418040/